測定器等Instruments

HackRF One

HackRF One SDR開発評価モジュール

1MHzから6GHzまで使用できる広帯域のSDR実験モジュールです。SDR Sharp,HDSDR,GNU-RadioなどのSDRソフトウェアが対応しており、通信処理の開発・実験、簡易スペアナ、受信機等として多方面に活用できます。

回路は低消費電力設計となっており、電源供給はUSBを介して行われます。本製品を複数台同期して動作させるために、クロック入出力のコネクタを備えています。これによりMIMOや全二重通信を試して見ることができます。2つのプッシュボタンと診断用LEDにより、簡素なオペレーションを実現しています。

プリント基板は4層で、すべての部品は表面実装部品です。ジャンパー上の各種信号により、拡張性を確保しています。GPIOにより、CPLDとの接続をサポートします。JTAGコネクタにより、ARM Cortexプロセッサのプログラミングが可能です。

HackRF One 基板

定格
■周波数範囲 :1~ 6,000MHz(1MHz以下のAM放送帯の復調も実用上、可能です)
■最大サンプルレート: 20MS/秒
■8bit A/D、D/Aコンバーター
■半二重方式(送受信を同時に行うことはできません)
■送信電力:-10~+15dBm(周波数に依存)
■最大受信電力:-5dBm
■アンテナポート供給電力:50mA@3.3VDC
■GNU Radio、SDR#、HDSDRなどに対応
■USBバスパワー(USBケーブル付属)

HackRF One \37,800
(消費税込。送料[全国一律\1,000]別途)

ご注意

ときどき、お問い合わせをいただきますが、本製品はSDR評価・開発モジュールであり、無線・高周波関係の開発・実験などが主目的の製品です。受信目的だけであれば、FDM-S2やAirspy HF+の方が高品質で受信可能です。また、環境によりますが、受信機としてご使用される場合、アクティブアンテナ・プリアンプなどを用いて受信信号を十分なレベルにまで上げてから本製品に入力してください。近場のAM、FM放送なら単体でも受信可能です。

HackRF Oneを用いた簡易スペアナ(店主ブログ)

GNU Radioでの事例
HackRF Oneを用いたワイドバンドFM送信機  フロー図   フローのファイル(GRCファイル)
HackRF Oneを用いたAM放送受信機      フロー図  フローのファイル(GRCファイル)
(PCのサウンドカードが2chであることを活かし、
デュアルレシーブとなっています。)

ネット上に公開されている種々のフローをベースに作成したものです。GNU Radio for Windows上での動作を確認しておりますが、個々にお使いの環境での動作を保証するものではありません。送信機については、信号レベルを十分落として、電波法に抵触しないようにしてお使いください。フローのファイル(GRCファイル)はマウスを右クリックして"名前を付けてリンク先を保存"でダウンロードしてください。


RF Explorer スペクトラムアラライザ(6G combo)

RF Explorerはポータブル型のスペクトラムアナライザで、液晶画面上にスペクトラムや受信可能な信号を表示します。受信設定した周波数帯域における信号の強さが一目でわかります。本製品は測定器であるとともに、電波発信機の探知に大変有用です。

本製品の受信周波数範囲は15~2700MHzと、4850~6100MHzで、5G帯の無線LANをもカバーします。2種類のアンテナを装備することにより、受信感度を高めています。スペクトラムアナライザの最少受信感度は-115dBmです。

中心受信周波数、スペクトラムの表示、さらにどちらのアンテナを用いるかはメニューで設定できます。

RF ExplorerのUSBポートを通じて、データをPCやMacに転送するすることができます。フリーソフトを用いて受信信号のスペクトラムをPCで表示させたり、保存することができます。ソフトウェアはオープンソースで、プロトコルは文書化されています。このことが、ユーザ自身によるアプリケーション開発も含め、本製品を幅広い用途に対応可能なものにしています。ファームウェアはUSBを通じてアップデートします。なお、USBケーブルは付属しません。

RFエクスプローラースペアナ

製品に含まれるもの

  1. RF Explorer 本体
  2. 広帯域ロッドアンテナ
  3. 2.4G帯用ヘリカルアンテナ
RF Explorer 6GHz Comboテクニカルデータ
周波数範囲 15 – 2700 MHz 4850 – 6100 MHz
周波数安定度: ± 0.5 ppm (平均) ± 10 ppm (平均)
振幅安定度: ± 3 dBm (平均) ± 6 dBm (平均)
表示可能帯域幅: 112 kHz – 600 MHz 2 MHz – 600 MHz
表示分解能: 3 – 600 kHz 58 – 812 kHz
ダイナミックレンジ: -110 – -10dBm(平均) -105 – -15dBm(平均)
最大入力レベル: +30 dBm +25 dBm
ノイズフロア: -105 dBm (平均)
周波数設定精度: 1 kHz
アンテナコネクタ: 2x SMA
インピーダンス: 50 Ω
ディスプレイ: バックライト付き液晶, 128x64 ピクセル
重量: 390 g
寸法(アンテナ除く): 113 x 70 x 25 mm

RF Explorer 6G Combo \52,800 (消費税込。送料[全国一律\1,000]別途)

強信号対応のためのアッテネータ(SMA、~6GHz)もご用意できます。お問い合わせください。


RF Explorer シグナルジェネレータ

6GHzまで対応可能な信号発生器(シグナルジェネレータ)が登場しました。RF-Explorer 信号発生器 (RFE6GEN)はプログラマブルで、23.4M~6,000MHzまでの信号を発生させることができます。出力信号レベルは-40~0dBmです。信号は任意周波数における連続キャリア、もしくは指定した2つの周波数の間での掃引信号になります。コンパクトサイズ、内蔵バッテリーゆえ、持ち運びにも便利です。また、PCと接続し、PC側から制御することも可能です。

RF Explorerスペクトラムアナライザ、Windowsソフトと組み合わせ、本信号発生器をトラッキングジェネレータとして使うことにより、完璧なスペクトラムアナライザが完成します。フィルタ・アンプなどの4端子回路網の測定が可能になります。Windowsソフトはメーカーのサイトから入手可能です。本製品とPCとの接続はUSBケーブルで行ないます。

RFエクスプローラー信号発生器
RF Explorer 6GHzシグナルジェネレータ テクニカルデータ(代表定格)
周波数範囲 23.4 – 6000 MHz
周波数精度 1 kHz
周波数安定度 0.5 ppm
使用温度 0 – 45° C
出力信号レベル -40 – -30dBm & -10 – 0 dBm (約3dBステップ)
なお、高い周波数域では出力が低下します。
出力信号レベル精度 ±0.5dB (normalised) oder ±3dB (absolute)
コネクタ SMA, 50 Ω
電源 USB-Mini, 5V
寸法 130 × 17 × 25 mm
重量 185 g

RF Explorer SG \27,800 (消費税込。送料[全国一律\1,000]別途)


RF Explorer バンドルセット

RF Explorer 6G ComboとRF Explorer 6Gシグナルジェネレータのセットです。

RF EXplorer バンドルセット ¥77,800円 (消費税込。送料[全国一律\1,000]別途)


Raspberry Pi・Arduino用RF Explorerボード

Raspberry PiやArduino Dueと組み合わせて使用できるRF Explorerボードが登場しました。すでにRaspberry PiやArduinoをお持ちであれば、本ボードを装着することにより15Mから2700MHzまでのスペアナ機能を提供します。なお、本製品は3.3Vで動作するため、ArdunioはArdunio Dueのみ使用可能です。

使用可能ボード
Raspberry Pi 1 model B+
Raspberry Pi 2 model B、Raspberry Pi 3 model B

Arduino Due

ソフトウェア等、詳細はこちら(Github)
Raspberry Pi用   Arduino Due用

MetroVna Pro

Metro Vna Pro アンテナアナライザ

スタンドアロンで使用可能な2ポートベクトルネットワークアナライザです。DUTとDET、2つの端子を備えていますのでアンテナだけでなく、高周波デバイスの通過特性を測定することができます。

単体でSWRアナライザとしても使用できますが、PCと接続してフリーソフト"vna/J"を使用することが可能です。vna/Jについては当ショップにて日本語マニュアルが作成されています。miniVNAのページをご覧ください。

定格
■測定可能周波数帯域: 1~180MHz
■使用可能ソフトウェア: vna/J
■電源:LiIon, 5000 mAh
■寸法: 125 x 95 x 20 mm
■重量: 200g

MetroVna Pro \49,800  (消費税込。送料[全国一律\1,000]別途)

MetroVNA画面サンプル

MetroVna Pro 英文マニュアルはこちら

MetroVNA Deluxe

上限周波数250MHzのMetroVNA Deluxeもございます。他、Wメーター、ディップメーター、RFメーターなどの機能が追加されています。

MetroVna Deluxe \52,800
(消費税込。送料[全国一律\1,000]別途)


MFJ-226 グラフィカルアンテナアナライザ

グラフィカルな表示画面を有し、230MHzまで測定可能なポータブルアンテナアナライザ(SWRアナライザ)です。MFJ-226はベクトルネットワークアナライザとしてデザインされており、測定結果を複素インピーダンスとして表示できます。スミスチャート上にも表示可能です。SWRやアンテナのインピーダンス(抵抗分+リアクタンス分)、位相角、リターンロスなどを測定できます。

MFJ-226のもう一つ重要な点は、キャリブレーションです。本品は出荷時にメーカーにて校正されており、そのままでもお使いいただけますが、経年変化への対応や接続に用いるケーブルの影響を取り除いて測定したい方のために、OSL方式(オープン、短絡、基準抵抗)による校正が行えます。すなわち、アンテナの給電に用いるケーブルの先端(アンテナ接続側)でキャリブレーションを行うことにより、アンテナの真の特性を測定できます。接続に用いるケーブルの損失(すなわち、ケーブルの損失により見かけのSWRが良くなる現象)や位相変化による影響を取り除くことができます。校正結果は保存され、後から呼び出すことが可能です。

MFJ-226は32個のメモリを備えており、屋外での測定結果を後でPCに転送することができます。特定の一つの周波数での測定や、2つの周波数で指定された範囲を測定することもできます。これにより、バンド全域のSWRをグラフで表示することもできます。USB接続により、PCからのコントロールで測定することもできます。PC側ソフトウェアはMFJ社のサイトから入手できます。

MFJ-226はバックライト付き液晶ディスプレイを備えており、キー操作も容易です。ファームウェアのバージョンアップはUSB経由で行ないます。電源は単三電池で、屋外での使用にも便利です。寸法は165 x 80 x 32mm、重さは電池込みで約300gです。なお、マニュアルは英文です。ご了承ください。

MFJ-226 SWRアナライザ

MFJ-226テクニカルデータ
周波数範囲 1 - 230 MHz, 連続
周波数解像度 1 Hz
アンテナコネクタ N型メス (M型への変換コネクタ付属)
出力レベル +10dBm (平均)
高調波 -15dBc (平均)
液晶ディスプレイ 128x64ピクセル,モノクロ,バックライト付
重量 >約 300 gr (バッテリー含む)
電源 単三電池 x 2(Ni-MH電池可)
PCインタフェース USB Mini-B(PCとの通信のみ、充電不可)


MFJ-226 アンテナアナライザ \62,400 (消費税込。送料[全国一律\1,000]別途)

MFJ-226 アンテナアナライザ + キャリブレーションキット+ N型オス-SMA型メス変換コネクタ
\65,800 (消費税込。送料[全国一律\1,000]別途)

当店で販売するキャリブレーションキットはSMAコネクタタイプのため、変換コネクタをお付けします。